最初、父は胃がんと診断され手術で胃の2/3を摘出するという話になっていた。
だが胃の切除をした場合には予後に色々と問題が多い事があるというのでセカンドオピニオンとして別の病院で再検査をした結果、病名が胃がんではなく悪性リンパ腫に変わったのである。
治療には切除よりは抗がん剤と放射線による治療ということで落ち着いた。
抗がん剤の副作用の話はよく耳にしていたためかなり心配していたのだが、個人差が大きいということは逆の可能性になることもあるわけで、副作用が少なくがんに対してよく作用する可能性もある。
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最初、父は胃がんと診断され手術で胃の2/3を摘出するという話になっていた。
だが胃の切除をした場合には予後に色々と問題が多い事があるというのでセカンドオピニオンとして別の病院で再検査をした結果、病名が胃がんではなく悪性リンパ腫に変わったのである。
治療には切除よりは抗がん剤と放射線による治療ということで落ち着いた。
抗がん剤の副作用の話はよく耳にしていたためかなり心配していたのだが、個人差が大きいということは逆の可能性になることもあるわけで、副作用が少なくがんに対してよく作用する可能性もある。
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がん治療を初めてしばらくした頃、父が吐血した。
それまでガンが縮小していて安心していた矢先の出来事に急変したのではとかなり心配になったが、検査の結果は驚いたことに、抗がん剤が効きすぎたことにより傷口ができて出血した、というものだった。
がんの大きさはこの時レントゲン撮影の映像で半分ほどになっており、サイズとしてはおおよそ1/4まで縮小していたため、正常な細胞が縮小した部分を塞ぐよりもがんの縮小が早かったためという思わぬ結果である。
気が気でなかったため、あまりの事になんとも言えない気持ちになった...

抗がん剤のことを、がんを治す薬であると誤解している人も居るかもしれないが、抗がん剤自身の作用はそうしたものではなく、あくまでもがん──悪性腫瘍の増殖を抑えることを目的とした薬剤だ。
作用の仕方にはいくつかあるが、いずれも結果的にがんに対して効果が出るというものであり、がんに対してのみ効果を発揮するような魔法の薬ではない。
抗がん剤が持つ毒性は正常な細胞にも及び、それにより起きる副作用も多く吐き気は抗がん剤の代表的な副作用と言われている。
医者によっては抗がん剤の効果による延命よりも、副作用によっ...

抗がん剤の投与や放射線治療、あるいは手術による患部摘出など様々な治療法があるだろうが、おおよそ正解というものは存在しないと思う。
私の場合、父方の祖父や飼っていた猫もがんを患ったという事もあり、縁遠いと思っていたことがここ十年で身近なものになってしまったが、抗がん剤がよく効いたものもあれば副作用が強く出たりもしたし、手術による摘出をした結果が良かったものなど、本当にケースバイケースの結果となった。
どの治療をするかを取捨選択する際において「他の人がこうなったから私も」というのは通用しない。
だか...

コラム「抗がん剤とがん治療」について、Sakuyu　さんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。（2015/4/14）

私の周りには、がんで治療中の人はいませんが、完治して再発せずに元気に過ごしている人や、投薬の甲斐なく残念な結果になってしまった人はいます。ありがたいことに、私の直系の家族にはがん関係の病気を患った人はいないのですが、安心はできませんよね。身近で抗がん剤を飲んでいた人を知らないので、その苦しみは分からないのですが、吐血するほど薬が効いてしまうと聞くと、飲まないわけにはいか...

コラム「抗がん剤とがん治療」について、Miki Akamiさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。（2015/5/12）

がんと聞くとどうしても不治の病と考えてしまいがちですね。父も6年前に初期の胃がんで胃の4分の3切除しました。幸い今のところ再発はしていません。今まで我が家はがん家系ではないと思っていたのですが、叔母も肺がんに侵され発見されたときにはもう末期で手の施しようがない状態で数年前に亡くなりました。私も子宮けいがんの検査で要検査の指摘を受けていたことも有り、周りの状況から再...

コラム「抗がん剤とがん治療」について、Takominさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。（2015/6/17）

抗がん剤は、もちろん効果があるのでしょうが、場合によっては副作用が大きいので、がん治療で弱っている体にマッチするかが不安です。私の母も肺がんを患いましたが、抗がん剤に対しては本当に悩みました。がんというのは本当に怖い病気で、色々な治療方法があるからこそ、本人も家族も考えてしまい、迷ってしまいます。その中で、じっくりと本人と話し合い、一番良いと思った治療法を探すしかない、...